【デジタル化・DX】1番大切なことは「マインドセット」そして共有すること

DX!というと、

「うちの業種には向いていない」

「現場がこれまでのやり方を変えるのを嫌がる」

「費用対効果が得られないだろう」

「みんながして落ち着いてから取り組む」

「取引先にも影響があるから難しい」

大きな会社さんになればなるほど、長く営業されている会社さんになればなるほど、デジタル化やDXには抵抗があると思います。特に問題はない、ですよね。

変化は大きなストレスと言われますし、実感として分かります。

だからこそ「チャンスもある」ということを経営者自身が自覚する「マインドセット」が1番大事だと考えます。

デジタル化したから、DXに取り組んだから(何をもって取り組んだ、と言えるかにもよりますが)すぐにスーパーサイヤ人ごとく能力が倍増して「新商品や新サービスが生まれ儲かる!!」という訳でもないでしょう。

私が考える最大のメリットはそのプロセスの中で得られる「考え方」や「時間の使い方」の変革だと思います。

例えば、

  • 常識を疑い、多角的に物事を見れるようになる
  • いろんな価値観を受け入れるようになる
  • 顧客や取引先が求めることが何かを深く考えられるようになる
  • 大切な人と過ごせるようになる

人は人の役に立つことで「幸福」を感じる生き物だと思います。DXはそれを実現するための1つのツール、きっかけではないでしょうか?

私は子育てもしながら仕事をする(お金を得る、社会と繋がる)という選択肢をし、それが苦行にならないようにするために、スマート家電を装備し、家事も仕事も効率化を目指しました。

おかげで夕食は家族そろって食べられています。夫婦喧嘩も激減しました!

先日、岸田総理がリスキリングに言及したことで「家事育児は大変なんだ!」「簡単に言うな!」と物議もかもしました。大変なのは分かった上での発言だと思いますし、未来志向で考えることの方が重要だと思いますので「私は大変なんだ!」と仕事と家事と育児の大変さPR反論にはうんざりでした。文句言う暇あったらアイデアださんかい、と思います。ま、そこだけピックアップするマスコミにもうんざりなんですが。

建設的な話ができたらいいですよね。あと、育児「休暇」のネーミングは良くないかもしれません(;^_^Aせめて「育児休業」とか。決して休暇じゃないですもんね~。育児真っただ中は記憶がなくなります。それをみんなが理解すれば、そしてお互いが歩み寄れば当事者も救われるかもしれません。

外で働くお父さんも大変

ワンオペお母さんも大変

同僚が育休中で仕事が増えた人も大変

それを管理するマネージャークラスも大変

私も経験したから分かります。責任の重さや時間的制約などそれぞれの立場で大変がいっぱいだと思います。

でも私(俺)は大変なんだPRは結構不毛になります。大変だからこそ、じゃあどうすれば良くなるのかを考える。

これが重要だと思います。

家事も仕事も、もっといい方法ないかな、もっと効率的にできないかな、と夫婦間も社員間も経営者と従業員もとことん話し合っていく。衝突も生まれます。わざわざ荒波立てたくないので取り組みたくない気持ちも分かります。

しかし、経営者自身が真剣に取り組めば従業員にとっても働きやすい職場になり、能力開発の方に時間を割けることができたり、働く意義を見出してもらえたり、家庭の事情に合わせて対応できることで長く勤めてもらえるようになると思います。

”目的を共有して”話し合いができれば理想的です。

失敗してもいいのはないでしょうか?トライアンドエラーを繰り返しながら企業は成長する、と言います。今はITツール1つとっても安く始められます。

合わなかったらやめて他のを試してみる。

確かに労力はかかりますが、昔のように何十万円、何百万円も払って独自システムを作る必要はありません。

そして、ここもまた重要な点なのですが、

今あるITツールに自分たちを合わせていく、という考え方について。

お掃除ロボットのルンバでご紹介します。

お掃除ロボットが便利であるのは知っているけれど取り入れられなかったり、使うのをやめたりする方多いですよね。

なぜか。

そう、家の中がルンバブルではないからです。下にモノが多い。

移動させなければならないモノが多い。

我が家はルンバで部屋の中のホコリやごみがなくなるように家具を選んでいます。

床にモノを置かないと徹底(家のルール)しています。

もちろん、生活習慣を変えるのでそう簡単にはいかず、ルンバにモノが巻き込まれて動かなくなったり、壊れそうになったりした失敗もあります。

でも家族で学習していきました。

時間は多少かかりましたが「部屋を清潔に保つ・自分の時間を生む」という目的のために「お掃除ロボット」というツールを使うために、ルンバブルに、環境を整えました。

お掃除ロボットの能力を生かすために。

今の部屋に合わせたお掃除ロボットを開発するのではなく、自分たちがルンバの機能に合わせた形です。

それは仕事でも一緒ではないでしょうか?

自分たちがやってきたやり方に合わせたシステムを組んでほしい!!のではなく、今あるシステムに寄せていく姿勢。これも求められると考えます。

DXに正解はないし、きっとそれぞれの立場や企業さんで色んなカタチのDXがあるのだと思います。あえて何もしない、というのも1つの選択肢ですしね!

面倒くさい!目の前の仕事に追われていてそんな時間はない!

それが現状かもしれません。しかし「いっちょ変化してみるか!」と1歩踏み出せばまた違った未来が見えてくると思います。

まずはDXって何?のサイトをチラ見するのもおススメです。

この記事を書いた人

松岡 いずみ

長崎県長崎市の行政書士法人シトラス代表社員。
主な業務は建設業・廃棄物・補助金・相続・離婚・内容証明。
補助金の採択率は8割強。
行政書士の他に宅建士・2種電工・FP2級などの資格を取得。
IoTやDXに力を入れており、長崎県で初の経産省DX認定を取得。
マイブームはStable Diffusionでの画像生成とRPAのフロー簡素化。