【宗教脱会】宗教団体の対応が少しずつ変化してきている様に感じます

当社では新興宗教からの脱会に関し、数多くのご相談とお手伝いを行ってきました。
ここ最近感じた変化について述べたいと思います。

熱すぎるが故に…

これまでのケースでは、脱会後に迷惑行為や再勧誘を行うのは殆ど地元の関係者であり、宗教団体の本部からその様な行為が指示されていたという事はありませんでした。

本部は冷静なのに、末端の信者になればなる程、猛信するがゆえに過激な行動をとってしまうということです。
逆に本部職員は冷静過ぎる(?)のか、これまで内容証明郵便送付時に、脱会に際して求める「個人情報の削除」や「再勧誘拒否」に対しての返答は一度もありませんでした。
宗教団体の側からすれば、脱会者≒裏切者な訳でして、その様な人の要求に「一々応じる程お人よしではない」という事だったのでしょう。それは理解できなくもない事です。

明らかに流れが変わった

しかし、ここ最近、いくつかの宗教団体本部から当社および依頼者宛に「脱会届は正式に受理しました。貴殿の今後のご多幸をお祈り(!?)申し上げます」や「会員名簿に記載している個人情報は削除しました」などとお返事が来る事がありました。
ここ最近の宗教2世問題や脱会問題を受けて、ようやく宗教界も“来るもの拒まず、去る者追わず”という、人として当たり前の思いやりを持てる様になってきたのかな、と思います。

変わるもの、変えないもの

相変わらず過激な言動や布教姿勢を崩さない団体もありますが、確実に流れは変わってきているな、と感じます。
これも声を上げ続けてきた先駆者達の功績でしょう。
これからも当社は「嫌な物は嫌、無理な物は無理」と、声を上げる人達にしっかりと寄り添って参ります。
この点は何があっても変えないでいようと思っています。

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この記事を書いた人

松岡 いずみ

長崎県長崎市の行政書士法人シトラス代表社員。
主な業務は建設業・廃棄物・補助金・相続・離婚・内容証明。
補助金の採択率は8割強。
行政書士の他に宅建士・2種電工・FP2級などの資格を取得。
IoTやDXに力を入れており、長崎県で初の経産省DX認定を取得。
マイブームはStable Diffusionでの画像生成とRPAのフロー簡素化。