こどもと人生ゲーム™をしたらマネー教育の貴重な時間でもあることに気づいた

あけましておめでとうございます!

ライフハッカーFPの松岡です。今年もよろしくお願いします。

お正月は老若男女が集まり、かるたやトランプをはじめ、TVゲームやボードゲームをされているかと思います。

私も夫もモノポリーが好きなのですが、まだ子どもには早いのでタカラトミーさんの『人生ゲーム』を購入してみました!

懐かしい!

年に数回しかしないモノのために場所を取りたくなかったので通常サイズは買わずポケット版です。
約18㎝×11㎝×2㎝。新書を2~3冊重ねたくらいのサイズ。
対象年齢は6歳以上。
700円ほど。

『人生ゲーム』は今年、日本発売50周年だそうです。
半世紀が経ったんですね!

人生ゲームは世相を映し出します。
何が流行ったのか、
話題になったのか、
市民の生活はどんなものだったのか、
まさに歴史的資料!

私は幼少時、書いている内容がいまいち分からないまま妹とグダグダ遊んでいました(笑)。
コンパニオンという職業をそこで知りました。
プロ野球選手がとにかくお金持ち、のイメージでした。

さて、約25年ぶりに経過した今、どんな感じだったか、主観的に紹介します!
途中を知らないので、ずっとされている方からすると変化は特にないよ、ということもあるかと思います。
ご了承くださいませ(^^♪


・子どもを授かれる場所が2か所のみ
・車は4人乗り
少子化を反映しているんですね~。
25年前は6人か8人乗りだった気がします。
娘はひたすら「子どもが欲しい!」と言っていたのが印象的です。将来子どもは欲しいらしい。
父親は無言になっていました(笑)

人生ゲームも様々なバージョンがあります。
これは、全体的に内容が良心的でした。
お水系がない、離婚もない、恥ずかしいミスがない、といった感じです。

・職業の種類がまさに
プロ野球選手など固有ではなく”アスリート”でした。
ベネッセのアンケート調査によると、男の子の将来の夢1位は「サッカー選手」でしたが、
あえてあらゆるスポーツを汲んでいるんだな、という印象です。
こどもと遊ぶことで学べること

ゲームなのでお金が出たり入ったりしてワイワイ楽しむのが1番かもしれません。
ただ、せっかくの時間を親子で共有するのであれば、ちょっぴり視点を変えて
お金の教育や人生って何だろう?
と考えることもできます。

お金の単位に「円」以外があるということ
人生ゲームは米ドル札(桁数は大きい)です。
娘は、初回ずっと「1000円、5000円」と言っていましたが、3回目からは「ドル」と言えるようになってきました。
世界基軸通貨があるということ、それぞれの国でお金の単位が違うことを紹介できます。
今は「ふーん」という感じですが、聞きなれておくといいですね。

桁数が大きいのに慣れる、かな
小学1年生の算数では100までの数しかしません。
1000以上の読み方を覚えられます。
千、万、億、兆になると0がいくつ、という感じで。
ゲームでは10万ドルまであります。
1000ドル+2000ドル=3000ドル
も理屈はともかく何となくで覚えてしまいます。

また、海外旅行などで外国通貨と「円」との為替を考えたときに「位(0の数)」は頭を悩ませます。
私は苦労しました(-_-;)
例えば100円=1米ドルとして、
10000ドルは何円?というのがパッと出てこない。。
ミリオンって何ドル?何円?
億万長者はミリオネア?ビリオネア?
0の数を考えていると時間がかかる。
子どもには暗記で覚えてもらいたいです。

ゲームをしながら「50000ドルもらった~」となった際、
「じゃあ、日本円にしたらいくらでしょう?」と問題を出していくと慣れるのかなあと考えた次第です。さすがにこれはまだムリだったけど。

・職業を知る
サラリーマン家庭で育つ子どもは将来就く仕事のイメージが中々つきにくいです。
世の中には様々な職種があり、給与もそれぞれ変わる、ということの1つのきっかけでしょうか。
まず職に就けるかどうかすら進むコースによって変わる。
職につかなければ「フリーター」です。
昔は「転職」なんて無かったですね。
人生は選択肢の連続というのがギュッと詰まっています。
娘にも、職業というもの、職業によって得られるお金が変わってくること、波があること、
色々な話ができます。

・好むと好まざると「お金」を介在して動く人生
ゲームの目的が億万長者なので「基本的にお金をいくらゲットするか」が勝負です。

堅実な人生を歩もうと、ギャンブル的に歩もうと、いずれにせよお金が関わってきます。
億万長者になることが人生の目的ではないけれど、実際の生活していく上でも必須のお金。
お金は身近であるにも関わらず、学ぶことはほぼありません。
自ら学ばなければ損していくので、そのきっかけにはなります。

お金をたくさん持っているプレーヤーを羨ましく思ってしまいますよね。
娘は「お宝」をたくさん持った私を「いいないいな~」とずっと言っていました。
まさに物欲!!!
他のプレーヤーよりは持っていたい、という感情。
常に相対的なモノサシ(お金)で感情に波が出るのは精神衛生上よろしくない。

だからこそ、お金だけじゃない自分にとっての幸せ、を持つことが大切だと思います。
あ、お金は大事ですよ。

・人生とは何か?
こちらは、
専門職かビジネスマンか、
住むのはタウンかシティか、
スポーツかエンタメか、
人生コースを自分で選びます

ルーレットは運です。

その両方が相重なり人生が決まっていくということ。
人生は選択肢の連続であり【ここぞ】という時があるということ。
もちろん答えは1つじゃない。

また、その機会を提供したり支えたりできるのは大人であるということ。

強運かどうかは誰にも分からない。

けれどそれを掴むかどうかを選ぶのは自分自身。

それを伝えて終わった次第です。
「ふーん」て感じですよ。

とにかく、家族が一堂に会し、笑ったり悔しがったりしながら時間を過ごすのは幸せなことです。
これからも年齢に応じて色々なボードゲームを楽しみたいと思った次第です。
とまあ、すべてが小さいので夫は目が疲れておりました。

老眼が出てくる時期にはできなくなるな、今のうちに遊んでおこう、と思った次第です(大きいサイズ買いなよ)。

新年から3度ともぶっちぎりでゴールし、2人より圧倒的な資産家になった私。
今年の運を使い切った感がありました。。。

この記事を書いた人

松岡 いずみ

長崎県長崎市の行政書士法人シトラス代表社員。
主な業務は建設業・廃棄物・補助金・相続・離婚・内容証明。
補助金の採択率は8割強。
行政書士の他に宅建士・2種電工・FP2級などの資格を取得。
IoTやDXに力を入れており、長崎県で初の経産省DX認定を取得。
マイブームはStable Diffusionでの画像生成とRPAのフロー簡素化。