【飲食店】金融機関で借り入れを検討するときに気を付けたいこと

働き方改革の余波は副業・個人開業にもやってきていますね。

サラリーマンをしながら小さくビジネスを始めたり、満を持して独立したり、子育てがひと段落して趣味を昇華させたり。

インターネットの普及でビジネスが始めやすくなっています。
初期投資がかからないビジネスもアイデア次第でたくさんありますね。

そんな中、昔から人気の「飲食店」の開業。

こちらはテイクアウトも含め場所を提供することが前提なので初期投資に少しお金がかかります。

コツコツ貯めたり、居ぬきの物件を見つけたりスタートの負担を軽くする方法はありますが、見込み客がすぐに来店してくれるとは限らないため軌道に乗るまでのランニングコストを試算しておく必要があります。

飲食店もいろいろなのですが、ざっくりと
■ 人件費
■ 水道光熱費
■ 仕入代
■ 家賃
■ 消耗品代
が毎月かかってきます。

これらを計算し、自分が貯めたお金でやっていける!というのであればそのままオープンでも良いのでしょうが、お金のことでいろいろと悩みたくない方は「借り入れ」により「運転資金」を確保しておくことをおススメします。

借金なんて!!と抵抗があるかもしれません。
考え方は様々ですが、今は低金利で借りることができます。ビジネスのための借り入れは「投資」です。
黒字経営が順調になってこのまま規模を大きくせずに稼いでいきたいな、という場合は無借金経営をしてもよいかと思います。

それとは別に、そこから店舗を拡大したり、提供するサービスを増やしたりするときには設備投資が必要になるかもしれません。
その時に過去借り入れた実績があった方が、そしてきちんと返済していれば追加で借り入れしやすくなります。
資金繰りが危うくなってから金融機関に泣きついてもなかなか厳しいのが現実です。

ビジネスに自信があっても本当にいろいろな理由で経営は左右されます。
少なくともお金が理由ですぐに撤退はしたくないですよね。

ここまで読んで、「借り入れも検討しようかな」と思った方もう少しお付き合いください(^^♪

さて。
いざ「借りたい」と思ったときにどこから借りるか?

スモールビジネスに対応してくれる金融機関は日本政策金融公庫の国民生活事業と地銀でしょうか。
特に政策金融公庫は団体の目的からして、金利が比較的低く設定されています。

こちらを利用しない手はありません。

 

☆ この人はきちんと返済するのか
☆ ビジネスになるのか(売り上げはあがるのか)などチェックされます。

ビビる必要は全くありません。
どーんと構えていきましょう。
あなたの人間性やビジネスに対する情熱を伝えれらるように準備をしましょう。
そのお手伝いをしていますのでお気軽にご相談くださいね。

と、ここまで順調でも実は落とし穴があります。

貯めているお金はどのように保管していますか?
自分の名義の銀行口座にお金を入れていますか?

日本政策金融公庫さんで借り入れを希望する際に、自己資金も何割か必要という条件があります。

それを証明するために預金通帳の残高が必要となります。

現金でタンス預金をしているのはあまりよくありません。

ゆくゆくは独立したい、そのために資金の借り入れが必要になるかもしれない、と思う方は今から自分名義の銀行口座にお金を貯めていってくださいね。
決して借り入れをしないつもりでも”種銭”を作るうえでは、1つビジネス用の口座を作っておくとよいですよ。
形から入るのも中々いいものです。

この記事を書いた人

松岡 いずみ

長崎県長崎市の行政書士法人シトラス代表社員。
主な業務は建設業・廃棄物・補助金・相続・離婚・内容証明。
補助金の採択率は8割強。
行政書士の他に宅建士・2種電工・FP2級などの資格を取得。
IoTやDXに力を入れており、長崎県で初の経産省DX認定を取得。
マイブームはStable Diffusionでの画像生成とRPAのフロー簡素化。