ドキュメントスキャナーとは
ドキュメントスキャナーを導入しているご家庭は少しずつ増えつつあると思います。
「自炊」という名のもとに、紙の書籍を物理的に分解し、データを読み取り、電子書籍にします。
自炊を始めて4年、約300冊の本・漫画をスキャンしてきた経験を元に、我が家の使い方を紹介します。
使用しているスキャナーはPFUこと富士通のスキャンスナップix500とix100です。個人向けなのでお手頃価格。
かつては1年に1回、まとめてスキャンする日(2~3週間かける)を決めてレンタルしていました。
そのうち新型が出るのではないかと待ちましたが、、、中々発売しない。。
やはりあると便利ですし、仕事の準備もあり今春に購入しちゃいました。
とてもコンパクトですよ~。
さて、ファミリー世帯向けに紹介します(#^^#)
書類・紙類の整理
子どもが保育園・幼稚園や小学校に通うようになると多くの紙を持って帰るようになります。
それらは見事にサイズがA4、B5、B4などバラバラだったりして、まとまりにくい。
子どもが2人以上いればテーブルの上は一気に紙の山になります。
クラス便り、お知らせ、チラシ、イベントプログラム、子どもの作品と多種多様です。
そこで、スキャンスナップの登場です!
近日中のイベントのプログラム
家族にメール送信したり、GoogleドライブやEvernoteなどクラウドで共有します。
我が家の場合は、平日に夫とゆっくり話すことができないので、連絡だけでも伝えることができます。
また、イベント当日に万が一紙を忘れても安心です(モバイル端末忘れたら意味ないけど)。
子どもが描いた絵
子どもが描いたイラストや絵をスキャンしてみてください。
半年、1年ですごく上手になっていくので、変遷が面白いです。色の塗り方や配色も変わっていきます。
折り紙を貼っている作品も、専用のシートを使えば問題ありません。
育児日記
出産で入院されたかたは分かると思いますが、授乳・排泄などを書くノートをいただきます。
母子のリズムをつかむためや日々の成長をメモしてきたかと思います。汚い字で(笑)
私なんかはボロボロになっており、それはそれで味があるのですが、嵩張るのでスキャンしました。
将来、もし子どもが親になった場合には、母子手帳と一緒に渡そうと思います。
習い事
ピアノコンクールに出る時は参加票やプログラム、審査員の講評など配布されます。
このあたりは成長も見られるので残しておきたいものです。
すべて一括でスキャンし、Evernoteに保存します。
例)2017 ピティナピアノコンクール 長崎地区予選 〇〇(子どもの名前)
後からすぐに検索できますし、次年度に振り返りもできます。
クラスだより
担任の先生が一生懸命にカラーで作成してくれています。育児日記にもなります。
捨てるのは忍びない、かといって保存には場所をとる。
子どもの数が多いと余計そうですよね。
ちなみに、A4以上サイズでは、こちらの機種ではサイズオーバーです。
専用のファイルがあるのでそれを使います。
専用ファイルがない場合はこうします。
1.半分に切ります
2.一旦2枚をスキャンします
3.スキャンスナップのクイックメニューという機能を開きます(基本的にこのアプリケーションに一旦保存します)
4.取り込んだデータを開きます
5.なんと、編集で2枚を1枚に結合することができるのです!!
6.これで大きなサイズ(A4以上)の書類も無事スキャンできます
コミックなど、表紙が裏まで来ていたり、デザイン性があるものでサイズオーバーのものも同様にしています。
※ただし、結合部分は若干のズレが生じることがありえるので、絶対きれいに仕上げたい!!という方には向いていません(グラビア写真やお気に入りのキャラなど)。
レシピの保存
書籍をスキャンし、電子書籍として読み直したりするのに重宝するのですが、レシピ本もスキャンして本当に良かったと思います。
とにかく休めない家事「料理」。
結婚するまでほぼしてこなかったので、ちゃちゃっと作れる得意料理なんてありませんでした。
元々食いしん坊なので、美味しそう~と料理本はたくさん見てきました。
ネットが普及してきたばかりで、スマホもほとんどない2010年頃なので、紙媒体がメインでした。
様々なテーマで買い込むものの、実際に作るのはその一部で、さらにリピするのはさらに一部です。
はて、場所を取るレシピ本、どうにかならぬか??
切り取り透明ファイルに綴じたりもしました。まとめノートを作ろうとして挫折もしました。
そこで、スキャンスナップの登場です!
作りたいレシピ、お気に入りレシピをどんどんスキャンしました。
大体写真付きですよね?
サイズがバラバラでもスキャンさえすれば、とても見やすくなります。
Evernoteに保存する際、タイトルに関連する単語を一緒に入れます。
例)鶏むね肉 麹、
例)こども お弁当 パーティー ピクニック
例)小松菜
検索する際、候補が上がってくるので探すのも簡単になります。
写真
30代以上の方はインスタントカメラを使っていた世代かと思います。現像した写真がたんまりあるのではないでしょうか?
自分たちの恥ずかしい青春時代も(?)少し残しておこうと思った場合に使います。
「スーパーファイン」という高画質スキャンモードがあります。
ノーマルモードより少しスキャンする時間がかかります。
元の写真の画素数が今のお使いのカメラのそれに比べて低いのもありますが、よほど完璧な画質を求めない限り十分です。
また、今はラインなどで送ることが増えたとは思いますが、子どもの親御さんから、イベント行事などで撮ったものをプレゼンとしてくださる方もいらっしゃいます。
下の子の面倒を見ながらだと中々撮れないので本当にありがたいです。
それらもどこかに紛れ込む前にすぐにスキャンし、データとして保存します。
大事な書類
原本が必要なモノ以外はすべてスキャンします。
おかげで、書類整理用のファイル、そのファイルをおさめるボックスなども不要になります。
では、スキャンしたとしても原本保管が必要なものとは何でしょうか?
半永久的に必要なもの
パスポート、年金手帳など身分を証明するもの
現在契約中の保険証券(生命、医療、自動車、火災他)など万が一の時に必要なもの←これらもスキャンしておけばサッと内容が見れます
期間に応じて保管しておくもの
不動産関連の契約書、確定申告で使用する税金関係の書類
e-Taxで必要に応じて求められるもの。保存は原則3年間大丈夫です。
万が一に備えて…
もし、配偶者のDVなどで将来的に離婚を考えている場合、日記がてらメモを取っていると思います。それらの日記、スケジュール帳もスキャンしておきます。
要は、これ以外の大量の紙類は処分してしまっても構わないということです。
いかがでしょうか?
我が家の場合、ボックスが半分以下に減りました。とはいえ、生活している限りはどんどん書類は増えていきます。