【鬼滅】生殺与奪の権を他人に握らせるな!→特に女子に強く訴えたい

”生殺与奪の権利を他人に握らせるな”
子どもから大人までドはまり『鬼滅の刃』の富岡義勇氏の名言として一気に広まりましたね。

私もキメハラ※にに耐えつつ、子どもと一緒に何話かアニメを見ました。
※鬼滅ハラスメント:鬼滅の刃の話をめちゃくちゃしてくること

中でも「男が喚くな、見苦しい」は息子に何度も伝えました。ハマっとるやないかい笑
これも今では差別になってしまうのでしょうかねえ(;´Д`)
息子には(相対的に)弱い者を守れるカッコイイ男になってほしいので、誰が何と言おうと「ピーピー泣くな」と伝えていきますけど。
女がピーピー泣くのももちろんナシで^^ 男女問わず、ですね。

さて、生殺与奪の権利、ですが、
生かす
殺す
を他人が決めることです。
生きる
死ぬ
は自分で決めたいですよね。
まあ、細かいことをいうと生まれたのも死ぬのも自分で決められないんですけど(;^_^A

要は、自分で自分のことを決められることができる権利、と解釈しています。

私がこの言葉を特に女性に伝えたい理由は「私、どうしたらいいのかワカンナ~イ!」というライトな人向けではなく、

「離婚したいけどお金がないからできない」

という状況になってしまう女性を減らしたいからです。

結婚後の家庭のお金の管理は誰がしていますか?
マイナビによる実態調査の結果をご覧ください。

約半数は「妻が管理し夫が小遣い制」ですね。まあよくあるパターンですね。
あとは共働き世帯が増えているので、それぞれが管理し生活費だけ入れているケースは33.6%です。併せてこのパターンはお互いがいくら貯金しているのかは知らない、ということでしょうか。

別管理も「子ども」ができると中々難しくなります。単なる生活費とは毛色が違いますよね。

個人的に、子どものためにはお互いオープンにし、自由なお金は持ちつつ、共同で「家」として資産を殖やしていくのをおススメしております。
とはいえ、それぞれの考え方を持ち寄り形作れているのであれば他人がどうこう言う必要はないですね。

ただ、このアンケート結果から気になるのが、
「夫が家計を管理し、妻は専業主婦でお小遣い制」のケースです。
主婦の妻は夫がいくら貯金しているかも知りません。

何度も言いますがそれぞれの家族の間でいろんな形があっていいと思います。
それでうまくいっている家庭もたくさんあるでしょう。妻は散財癖があるのできちっと夫が管理している、とか。夫が妻が苦手な投資で資産を殖やしている、とか。

しかし
いざ「この人とはもうやっていけない」と”妻”が離婚に踏み切ろうと思ったときに
身動きできなくなるのはこのパターンです。

自分の独身時代に貯めていたお金以外の当面のお金がありません。

子どもがいなければ独身に戻った!とリセットでき、とりあえず働けるところがあれば生きていけます。

しかし、小さな子供を抱えていると働き口の選択肢は一気に厳しくなります。
実家に戻ればいい?
頼れる実家がない人はどうしましょう。

まさに生殺与奪の権利は夫が握っていることになります。

そして、お小遣いをもらっている妻は”この人に養ってもらっている”という感覚になりやすいです。

違いますよ。あなたがいるから夫は外で働けているのです(ヒモ扱いされやすい主夫も多いに賛成ですがここでは触れず)。そこで得た収入は夫婦の共同財産なのです!

離婚するつもりで結婚する人はいないはずです。

しかし、どうしても我慢がならない、自分が自分じゃいられなくなる、子どもにも影響がある、と様々な理由から
「離婚」ということもあるかもしれません。

そんな時に「自分の意志で動ける」というのは非常に幸せなことです。

ですので、私も小学生の娘にずっと言い続けています。

「自分一人でも生きていける術を身につけよう」
「将来の夢がお嫁さん(専業主婦)はダメだよ」

たとえ、子どもが小さくて一時働けない時期があったとしても蓄えや技術力は持つようにしよう、と。

最初から結婚相手に経済力を求めること前提で生きていてはダメだと思います。

「いざとなったら私が(夫、子どもを)養ってやんよ!」というくらいの気概がないと自分の人生は自分で決められなくなります。

だからこそ今、娘にはしっかり勉強することを伝えています。
法治国家(?)である日本では、まずは知識がモノを言います。
スポーツができなくてもいい!!これはよほど好きじゃなければ先天性のものが関係すると思います。
周りから何言われても女は特に勉強第一だと思います。

と、熱くなってしまった・・・
離婚を考えている女性も今からでも遅くありません。
何か資格や知識を手に入れましょう。すぐにお金に直結するわけではない場合も多いでしょう。
しかし、世界観は確実に広がります。視野が広くなります。

もちろん、離婚しないに越したことはないです。

「何度も離婚を考えたこともあったけれど、何とかうちはやってこれたね」となりたいものです。
でも離婚をせざるを得ない状況にもなるかもしれません。

そのためには男も女もまずは経済的自立をしていた方がいいと思うのです。

そして、女性は特に権利について学びましょう。

男社会がどうのこうの、男が男が!という変なフェミニズムは要りません。

・結婚後得た財産は夫婦の共同財産である
・浮気等の不貞行為については証拠を残す(勝手にスマホなどを見てからの直接的な指摘はアウトです)
・暴言や暴力は日付とメモを残しておく
などなど、そういったことも事前に勉強しておきます。

基本的に「やられた方(権利を主張したい方)」に立証責任があります。

これは男側にもあるでしょう。

お互いが自立した人間であればきっと離婚の危機も乗り越えられるとも思います。

そして離婚も所詮、社会の制度上の仕組みなだけです。
離婚したらしたでリセットして、前向きに残りの人生を生きてほしいと思います。

人と比べず自分の幸せを感じてほしい

この記事を書いた人

松岡 いずみ

長崎県長崎市の行政書士法人シトラス代表社員。
主な業務は建設業・廃棄物・補助金・相続・離婚・内容証明。
補助金の採択率は8割強。
行政書士の他に宅建士・2種電工・FP2級などの資格を取得。
IoTやDXに力を入れており、長崎県で初の経産省DX認定を取得。
マイブームはStable Diffusionでの画像生成とRPAのフロー簡素化。