最新機種の一眼レフカメラが欲しくて悩んだ結果

こんにちは!

クリスマス商戦にボーナスの時期が重なり、一年間頑張ったご褒美に、つい高額商品にも財布の紐が緩くなる季節です。

先日、友人が

「Nikonの一眼レフカメラが使い慣れたので、フルサイズが欲しい!けど、40万円もする。どうしよ。。」とぼやいていました。

私が色々突っ込むのを前提に聞いてきたのだと解釈し、矢継ぎ早に問いかけましたよ!

まず「何で欲しいのか」を掘り下げてもらおうと思いました。

■ より納得のいく写真を撮りたいのか
■ 機種自体の美しさに惚れ込んだのか
■ 最新機種を持っている自分に酔いたいのか
■ よりカッコいい写真を撮って人から賞賛されたいのか

普通はそんなこと、あまり考えませんよね。
「欲しい!」と思ったら欲しいのであって、いちいち掘り下げてたら冷めますよね。

そうなんです、一旦冷めてもらいたかったんです。

この時の理由は複数あるはずだし、良いも悪いもありません。
自分の欲求を客観視してみる。

どうしても欲しい!!と思って買ったのに、支払いが終わって商品を手にし一晩経った後、あの気分の高ぶりは何だったのか?というほど、必要じゃないことに気づいたことはありませんか?

まさに衝動買い。

前から欲しいと目を付けており、その気持ちが長い間続いているのであれば買いかもしれません。

買うまでの時間をかけるほど、満足度は高くなります

途中で「やっぱいらない」「他のいいモノに出会えた」ということも多々起こります。

現に、我が家は最近家庭用では1番大きい冷蔵庫を購入しました!
1年以上リサーチして、たまたま寄った家電量販店で展示品処分で通常価格の半額だったんです。
そういう巡り合わせもあります。

件の友人は、朝から晩まで働きっぱなしです。残業代がしっかり出ているのでブラック、とまではいきませんが、完全に人手不足の中、長時間労働でカバーしています。

毎日毎日頑張ってて、それなりに収入があるのでつい使いたくなるのもわかる。

でも若くして高血圧になって仕事して得たお金を「がんばったご褒美」で簡単に使ってほしくはないな、とお節介で口出しをしました。

彼が欲しいのはSONYの最新機種で、かつてのフルサイズ一眼レフカメラのデメリットをカバーした秀逸な商品だとか。

確かにかっこいいですね!レンズの大きさったら。
本体は小型化している!
カメラ好きにはたまらんですな!

別のカメラ小僧が言ってました。「一度はフルサイズに行きたくなる

でも、結局重たいし嵩張るからコンパクトなのに戻るんだって。

そこをSONYさんはついたんでしょうね。

プロではない、ハイアマチュアやカメラ好きを対象にしているんだろうなあ。

商品説明ページには、プロの感想が美しい写真と共に並べられているではありませんか。

このカメラを使えばきっとスゴイ写真が撮れるに違いない

話をしていく中で、彼自身段々と気持ちが静まったようで、冷静に考えだしました。

「自分はまだ趣味の域で、今すぐプロカメラマンになるわけじゃない」
「先日、プロカメラマンがアンパンマンのおもちゃカメラですごく味のある写真を撮ってた」
「高機能・高性能のカメラがあっても扱う腕がなければムダだな」

と自分で答えを出しました。

私は「買うな」とは一言も言っていません。

彼は元々画像・映像に興味があるし、
友人からもよく映像編集を頼まれるほどの腕はあるから、
長く使い込むならコスパはいいんだろうし、自己投資にもなるよね、と言いました。

その写真から導き出される世界観とか表現って一朝一夕で出せるものではないですよね。

私みたいにブログアップやインスタ映えのためならそこまで高性能でなくても十分です。

結局人の心を胸打つ写真って、主観的なものだし、全員に評価される写真ってないだろうし、仕事でするなら目的に合ったものを撮影しなければならない。

今流行のストーリー性があるのかどうか、とか。

プロは顧客の望む以上の作品を提供しないとだろうし。

テクニックが前提なのでしょうけど、

撮影者が撮りたい感じ×被写体によって無限のコラボが生まれますよね。

しかも一瞬一瞬で画面は切り替わる。

うわぁ、私ものすごく偉そう~!

とまあ、そんなわけで

今あるカメラでまだまだ学べることはたくさんある

ということに落ち着き、今回買うのは一旦保留にした次第です。


起業に関する本も多く読みましたが、
「〇〇を用意しなければいけない」
「この設備を整えないとダメだ」
とモノに頼ろうと思い無駄なお金を使ってしまうことも多いとか。

そうではなく、今の時点でできることはたくさんある!ということをよく目にしました。

一眼レフαのカメラは待ってくれます。
SONYさんも日々研究開発を続けるでしょうし、通常販売価格は時の経過とともに下がります。

「男は 常に冷静に 自分の置かれた状況を判断せねばならぬ」
どこかで読んだ本や漫画に書いてあったなあ。
いや、男女問わずなんでしょうけど、つい男性は所持品でステータスをPRしてしまう傾向が高いですよね。

家や車をローン前提で生活したり、クレカのリボ払いでモノを購入することが「普通」とされる世の中。

分割にしたら買える、定額払いにすれば支払い計画立てやすく便利、に騙されないでください。

実は恐ろしい仕組みなんですよ!

人間は常に合理的に選択できるわけではありません。

「常に冷静に 自分の置かれた状況を判断せねばならぬ」と思ったところで忘れるので、

車、スマホ、PC、バッグ、宝飾品、ハイブランド服などをローンで買おうと思ったときに

そんな自分への戒めとしてこのページにたまに戻ってきてもらえれば(笑)
■ それがないと死ぬ?
■ それがどれだけのメリットを運んでくれるのかイメージできてる?
雑誌などの広告で、美男美女を使ったイメージ図が載っているとつい自分を重ねてしまいますが、そのモノを使う自分自身はどうなのか?

そして、納得のいく買い物をしてもらえらば嬉しいです。

この記事を書いた人

松岡 いずみ

長崎県長崎市の行政書士法人シトラス代表社員。
主な業務は建設業・廃棄物・補助金・相続・離婚・内容証明。
補助金の採択率は8割強。
行政書士の他に宅建士・2種電工・FP2級などの資格を取得。
IoTやDXに力を入れており、長崎県で初の経産省DX認定を取得。
マイブームはStable Diffusionでの画像生成とRPAのフロー簡素化。