我が家の地震対策、そして違法建築物がない未来を願う

この度の大阪北部での震災に被災された方々には心からお見舞い申しあげると共に
復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。

私自身も2011年の東日本大震災を経験しており、夫は1995年の阪神淡路大震災を経験しています。
2016年の熊本地震では親戚・友人が被災し、大変な日々を過ごしていました。

我が家では地震に備えた家具配置やモノが落ちてこないようにしたり、地震が起こったときにどういった行動をとるのかを話し合ったり、「地震」について色褪せないようにしています。

日本列島に住む限り、地震からは免れられません。

今一度、ご家庭や職場で災害対策を取られることをおすすめします。

我が家の一例としまして、
家族の背を超える高い家具を置かない(家具すら置かない)
高い家具には耐震対策をする
ガラス製パーツをできるだけなくす
モノをなるべく持たない(部屋や避難経路をふさいで足元が悪くなったり寝る場所が確保できなかったりする)
非常食を用意する(できればタンパク質やビタミン・ミネラル系)
インフラが停止したときの対応を家族と話し合っておく
家族にはどういう時にどのように連絡を取るか確認しておく
車のガソリンはなるべく満タンにしておく
カセットコンロを用意しておく
アウトドア用品を活用する  などなど

各種ホームページなどを参照にされながらぜひ検討していただきたいです。

東京消防庁 地震に対する10の備え
警視庁   地震のときはこうしよう
社団法人 日本経済団体連合会  企業の地震対策の手引き


みなさまもご存知の、小学校のブロック塀が倒壊して高槻市の9歳の女児が死亡した事故で、ブロック塀が建築基準法に適合しない違法建築だったことがわかりました。

同い年くらいの娘を持つ親として、本当に本当に胸が苦しいです。
亡くなった女の子の親御さんのお気持ちを察するに、何も言葉が出てきません。

過去の事例を振り返りましても、違法建築物の事故は人命を奪うものとなりえます。
違法が見つかったり、露呈したりといった「万が一は起こらないだろう」という前提で違法が繰り返される現場に一市民として憤りを超え、非常に切なくなります。

そうはいっても…うちだけじゃない…という状況は多々あることでしょう。
しかし、きちんと法令に則り誠実に建設・建築に携わっている方々には極めて迷惑な行為ではないかと思うのです。

このブロック塀は、プールを覗かれたり写真を撮られたりといった児童たちのプライバシーやセキュリティ配慮のために増築したのだろうなと勝手に憶測をしています。

良かれと思ってしたことがこのような形で児童の命を奪ってしまったことは悔やんでも悔やみきれません。

高槻市の事故の責任の所在等ははっきりとされないかもしれません。
しかし、実際の建築現場で二度とこのような事故が起こらないよう、携わる方々には誠実に仕事を完遂していただける世の中になることを切に願っています。

そして、今後私自身も関わっていく分野です。
「お客様の利益」と「公共の福祉」の両方が得られるよう、心して臨みたいと思います。

この記事を書いた人

松岡 いずみ

長崎県長崎市の行政書士法人シトラス代表社員。
主な業務は建設業・廃棄物・補助金・相続・離婚・内容証明。
補助金の採択率は8割強。
行政書士の他に宅建士・2種電工・FP2級などの資格を取得。
IoTやDXに力を入れており、長崎県で初の経産省DX認定を取得。
マイブームはStable Diffusionでの画像生成とRPAのフロー簡素化。